前回「小児喘息」について、また質問をいただきましたので、その答を書かせていただきます。
この質問をされた方の子供さんも小児喘息で通院されていて、病院で処方されている薬を飲みたがらないと・・・。
理由は「薬を飲むと、ドキドキしたり吐き気がして、しんどくなる」と言ってると・・・。
親としては治って欲しい一心で、「無理やりにでも飲まそうとするのですがその時に発作が起こったり、今では薬の時間が近づいてくると発作がでるような・・・。」
と話されて、「小児喘息の原因にストレスは関係ありますか?」という質問でした。
今日は「小児喘息の原因とは?ストレスは関係しているの?」に答えたいと思います。
結論からお話しすると、とても関係していると思います。
小児喘息は、気管支が炎症を起こして狭くなり、呼吸が苦しくなる発作を繰り返す疾患です。
本来は一般的にはアレルギーなどが原因で発症すると考えられていますが、ストレスも喘息の症状に大きく影響を及ぼすことがあると考えています。
ストレスが喘息に及ぼす影響。
1、炎症の悪化
ストレスによって体内の炎症物質が放出されることで、喘息の症状が悪化するリスクが高まります。
2、ホルモンの変化
ストレスを感じると、体内のホルモンが増加します。これにより、気道が収縮して喘息の発作を引き起こしやすくなります。
3、自律神経の乱れ
ストレスは自律神経を乱すことがあり、気道の収縮を引き起こす可能性があります。
実際、今回のケースでもご両親へのアドバイスは「薬の服用を、ちょっと控えてみましょうか」と
「自律神経を整える、ちょっとした体操を教えますので、子供さんと一緒にやって下さい」という二つのものでした。
そしてその結果、症状は改善して半年経った今は、休みがちだった元気に学校に通えるようになり、体育授業も休まずに受けているとの事。
ひとつのケースではありますが、「しんどくなる薬を飲まないといけない」という精神的なストレスと、
実際薬の影響で体が感じたストレスの影響がとても深く関係していたと考えられるのではないでしょうか。
小児喘息への対策として、以下の点に注意しましょう。
1、ストレスをためない
適度に体を動かし、休養をとり、趣味や好きなことをしてストレスを発散しましょう。親はあまり神経質になり過ぎないように。
2,周囲のタバコの煙に注意
タバコは気道を刺激し炎症を悪化させるため、厳禁です。当院の例ですが、親が禁煙したら子供の喘息が治ったケースもありました。
3,感染症予防
インフルエンザなどの感染症にかかるとアレルゲンに敏感になるため、予防対策を行いましょう。
手洗いうがい!
生活習慣を整えて、小児喘息を悪化させないようにしましょう。
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